今冬一番の寒さが日々更新されていく中、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

日常の些細な変化を、前文のような挨拶を交えてご近所様と会話することもあるでしょう。
そんな【日常】に現れるだけで、会話が止んで誰もが目線を釘づけにされる。
言うなれば ≪ 瞬間で、全て持って行く ≫
そうした存在の車があります。
それは スーパーカー です。




特に私のようなアラフィフ後半世代は、かつての昭和時代に【スーパーカーブーム】というものがあったため、特別に神聖化しています。
クルマ好きにとっては、まさに神の一柱とでもいうべき存在であるといえるでしょう。
推し、などという言葉では軽すぎる。
無意識というか、心の深淵で畏怖します。
道を走るそれを見かけた際にはすべての思考を停止して、視界からなくなるまで「どこにも行かないで欲しい」と勝手に願いながら、その妖艶とも言えるボディスタイルを心のストレージに刻みまくる。
私にとってはそういう存在です。
マクラーレン750S、その名が示している数字は馬力です。
750馬力。4リッターエンジン。
何のヒエラルキーなのか自分でもいまいちわかりませんが、私が関わるクルマの中でも一際突き抜けたクルマです。
肩を並べる者がない存在です。
そんなマクラーレン750sの洗車、承りました。
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オーナー様に案内され、地下駐車場に。
さすがに青空駐車ではありません。

まず最初に、照明をセッティングしました。

作業前に全体の状態を確認します。
サーキットなども走られるとの事で、フロント周りには小傷もありました。
高速走行中のボディに当たることを考えれば、もし私ならフロントはすべてカバーした上で走りたい、とビンボ臭いことを考えます。
汚れというか、ホコリもそうですが青空駐車の車とは比較にならないほどキレイではあります。
が、それなりに薄く乗っていますのでそれを除去することが今回のポイントになりました。






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洗浄液を前部右からブロックごとに、一面ずつ区切って仕上げていきます。
このクルマは接続部というか、構成されるパーツとパーツの境目や空気取り入れの開口部などを考慮すれば、一般の乗用車と比較すると作業手順は同じでもサクサク進むことはありません。
例えばドア一枚でも上部、中部、底部と3段階に分けて洗浄しました。

エンジンフード周り。
特に底い位置になっているパーツのスキマには、水や汚れが溜まりやすくなっているので丁寧に。

もちろん立体的なロゴの付近はディテーリングブラシを使います。

リヤガラスの右側が洗浄済みで、左側が未実施です。
パッと見は汚れていると思いませんでしたが、除去してみると薄く白い膜が張っていたことに気付きます。

ドアはその開き方や形状、感触、全てが異次元。
これこそがスーパーカーの醍醐味とでも言いましょうか。
上に開きます。
私が触るのは、かつてのトヨタ・セラやマツダ・AZー1以来です。

跳ね上げたドアの下部は汚れがあると目立ちますので丹念に洗浄液を吹きかけました。

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完成です。
スタンダード洗車、約2時間の作業でした。
静かな地下駐車場で、時折他の車が動く音だけを聞きながら黙々と洗っていると無心になれます。
存在はしませんが、≪洗車教≫に入信したお坊さんにでもなったような気がします。
【令和の三助】としてこの先もがんばっていきたいと思える瞬間です。












どこから見ても美しいライン。
きっと走ればさらなる異次元の高みに連れて行ってくれることでしょう。
外見や性能は当然で、このクルマに関わるだけでも価値のある時間が過ごせると思います。
当然に価格は高いのですが、夢のような車を現実で所有し、自由に乗り回すことの代償というか対価としては、納得できると思います。
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最後に、オーナー様がエンジン音を聴かせて下さいました。
不安なく回るセルが数回鳴ってからの轟音。
私には百獣の王が目覚めて雄たけびを上げたように感じました。
いつかは、いつかは私も。
そんな想いにさせてくれる、圧倒的な存在感のステキな一台でした。
オーナー様、貴重な体験をさせていただき誠にありがとうございました。

今回はスーパーカーということで、少し感情が入り過ぎてしまいました。
このクルマの洗車のお値段ですが、スタンダード洗車・Lサイズなので通常価格は6,980円です。
しかし、年内はキャンペーンをやっていて1,000円引きの5,980円!!
まだまだ年内のご予約は間に合います。
ぜひCAR WASH DELIに洗車のご依頼を!
皆様からのご注文、お待ちしております。

