比較的新しいクルマにはあまりない症状なのですが、≪ヘッドライトのくすみ≫というものがあります。
カーショップなどでもこれに対応するケミカルやコーティング剤が売っていますので、その症状をご存じの方も多いことでしょう。
こうなる原因をひとことで言えば【経年劣化】というものですが、自分でケミカルを使用するのも手間なのではないでしょうか。
全ての方がパッケージ通りに上手く施工できるとも限りませんよね。
CAR WASH DELIでは、従来から【ヘッドライト研磨】というサービスを行っておりました。
ですが、出張洗車というスタイルで提供するには、かかる時間や価格設定の観点から軽度のものでしか透明度の復活を保証できないという現状がありました。


これは研磨のみで回復したものなのですが、実際は「もっと綺麗になるだろうな」という余地があった気もします。
そこで、もう少し確実性の高い方法をサービスに加えることにしたのです。
ちなみに、まだ価格設定をしておりません。
ですが依頼をされれば必ずコスパの良い料金で実施いたしますので、気になっているという方は当HPのお問い合わせフォームよりご連絡くださいね(*^_^*)
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今回は、かなりハードに使われていた軽バンのヘッドライトリペアを掲載します。
現状はこうです。

なぜか下半分だけが透明で、上部がくすんでいます。
実はこれ、以前にポリッシャーで研磨されているのです。
キズが深い上の部分だけ取り切れていない、という状態なのです。
従来の方法では時間がかかり過ぎる、というのはこういうことがあるからです。
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実験的に、一部だけをマスキングしてリペアを実施しました。
マスキングテープの中だけをやってみます。
ポリッシャーで研磨した後にもかかわらず、かなりくすんでいるのがわかります。

触った感じはツルツルなのに、です。
耐水ペーパーで、水をかけながら手でゴリゴリと研磨します。
削った粉塵が水と混ざっていきます。

それを水で洗い流しながら、様子を見つつ均等に研磨をします。
樹脂を削っている!という感じの手ごたえが強いです(*^_^*)

目に見えて白くなるまでペーパー処理をしました。
この時点ではまだ濡れています。
あえてペーパーで削ったことで、キズに入り込んだ水分がタオルで除去できない為です。

送風機で乾燥すると、一気に水分が飛んでさらに真っ白になります。
この状態では、点灯しても光量が得られないので間違いなく車検には通らないでしょう。

そこで、わざわざ【リペア】という言い回しのために用意した材料の出番です。
特殊な液体を沸騰させ、その蒸気で透明度を上げるという手法です。

そして、実施後はこうなります。
トゥルントゥルンです。

わかりますでしょうか?

デモンストレーションのつもりでしたが、一部では判りにくいと判断したので、急遽全体の実施をすることにしました。
マスキングをして、右側から手を付けました。


これが研磨後です。
もともと透明だった箇所まで白いのは、キズに合わせて均等に削る必要があるためです。

そして、これが蒸気の噴霧後です。
XやInstagramには、動画にて噴霧の様子を載せています。
気になる方はどうかそちらもチェックしてみてくださいね(*^_^*)
まるで新品です。


そして左側も

こうなりました。

全体ではこうなりました。
リフレクターのカタチがハッキリと見えるようになり、車全体の価値もかなり上がったという印象です。

これは実施前です。

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いかがでしたでしょうか?
CAR WASH DELIは出張洗車ですが、ディテーラーに近づくために少しでも良いサービスを提供するべく努力を続けて参ります。
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今後もさまざまな活動報告をさせていただきますので、何卒よろしくお願いいたします!
(^^)/

